『腰痛』と「感情」との関係性
「感情は、腰に溜まりやすい」
これは、俳優のための演技技術を理解する上で、知っておかなければならない知識の一つです。
観客の前で役を演じる舞台上で、日常では経験しえない緊張を強いられます。
独特の緊張です。
それが過度になった場合、俳優は、時に腰が引けたような姿勢になることもあります。
このとき、俳優個人の『感情』が腰に溜まり、本来の表現がしづらくなるケースに陥ります。
そのため、演技トレーニングの際、ゆっくりと腰を回し腰を緩めるエクササイズも存在します。
「感情は腰に溜まりやすい」
この事実から、人々にとって、『腰痛』と「感情」の関係性は深いと私は考えています。
喜怒哀楽の感情をナチュラルに表せない環境下に置かれた場合、どうなるか?
『自己表現に関する外的抑圧』が作用し、不自然な感情表現を余儀なくされた場合、、、。
やはり、感情は腰に溜まってしまいがちになる。
そうなると、腰に負担がかかります。
運動不足
重労働
デスクワーク。
腰痛になる原因は数々あります。
しかし、不自然な感情の流れが『腰痛』の原因であることは、決して外せないと思います。
〜感情とは、目に見えないもの〜
それ故に、私たちは、感情に対して、より着目すべきでしょう。
自然な感情と、不自然な感情。
現代人が、特に意識すべきテーマです。
文:仲 正樹
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