太極拳の醍醐味をご紹介!
『太極拳』
この拳法を知らないひとは、日本国内でも、かなり少ないと思われます。
中国では、健康体操のように、利用されていて、朝、数十人の方々が集まって、広場で太極拳をしている映像とか、見たことがあるのではないでしょうか?
ただ、このように観たことがあっても、実際にやってみたことがあるかどうかと問われれば、どうでしょう?
本日は、太極拳の良さ・素晴らしさ(醍醐味)を私なりの視点で、お伝えしたいと思います。
私の演技の師ゼン・ヒラノ氏は、ニューヨーク・アクターズ・スタジオ時代に、あるひとつの事実を知ります。
スタジオの創設者リー・ストラスバーグ氏から、「太極拳こそ、俳優の身体訓練に最適である。」という教えを受けました。
そこで、ゼン・ヒラノ氏は、日本に太極拳を広めたことで有名な 楊 名時(よう めいじ)先生に、太極拳を教わります。
そして、ウースタイルという太極拳の型を、ゼン・ヒラノ氏は、日本にて俳優を志す人たちに、伝える仕事を続けられました。
※私と武部奨も、師から、この型の太極拳を教わってきました。
~ゆっくり、同じスピードで身体を動かすこと~
これが、太極拳を行う上での、大きなポイントになります。
一定のリズムで、スピードを変えずに身体を動かすことは、とても集中力が必要です。
しかし、このポイントを忠実に守ることで、ある気づきが生まれます。
それは、
「心の乱れや不安が薄れて、いま、この瞬間に生きている実感が伴っている」ということです!
この『気づき』は、日常生活では、なかなか実感しづらいことだと思います。
太極拳は、独特の動きを、一定のスピードで動かすことによって、普段の生活では感じにくいレベルの『実感』が生まれます。
太極拳ならではの、『いま、この瞬間に生きている』という名の、素晴らしき実感!!
ぜひ、多くの皆さんに、この実感を体験していただきたいと思っています。
私たちも、伝えていきます!
文: 仲 正樹
0コメント